シャイと内向性の違いについて

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 ある番組の独自の調査では、日本人の大人の7割近い人が、自分のことを人見知りと自覚しているようです(調査方法や対象者の基本属性など書かれていないので、信頼できる結果とはいえないかもしれませんが…)(マイナビ学生の窓口;https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/34882)。私も自信を持って人見知りであると言えます。仕事のことで、人に話しかけたいけど「忙しそうだから、話しかけたら迷惑だろうな…」「話しかけて嫌われたらどうしよう」などと思い、結局話しかけられず自己嫌悪に陥ることもあります。みなさんもそのような経験をされたことはないでしょうか?


シャイ(shynesss)と内向性(introversion)は異なる?
 シャイを辞書で調べると、「内気であるさま。恥ずかしがりなさま」と書いてあります。一方、内向性を辞書で調べると、「内気で、控えめ。思慮深いが実行力に乏しい。周囲の社会的なものへ興味を持たず、自己の内面に関心をもつ性格」と書いてあります。両者とも一見同じように見えるが、そこには大きく異なる特徴を持つと、35年以上シャイの研究をしているBernardo J.は言っています(Speaking of Psychology: Born bashful? Learning how to manage shyness;http://www.apa.org/research/action/speaking-of-psychology/managing-shyness.aspx)。それは、内向的な人たちは社会的な状況を遠ざけている状態を好んでおり、一方シャイな人たちはそのような状況で耐えているということです。したがって、シャイな人は内向的な人以上に外向的な人と共通している部分を持っています。つまり、本当は社交的になることを望んでいるのです。しかし、パーティに行っても、何をしたらいいか分からず、フラストレーションがたまり、その場を離れてしまいます。
 シャイな人の性格的特徴について、彼は、自意識過剰、過度の批判的自己評価にある、それはまるで常に自分の前に鏡があるようだと話しています。「鏡の前で最初にすることは、鏡を見ながらおめかしをすることだろう。髪をセットしたり、ネクタイやその色を調整したりする。鏡は自意識を高めるため、もし自分の否定的な感情に焦点を当てるのであれば、自分の失敗にも焦点を当ててしまうことになる。シャイな人たちは常に自分の前に鏡がある状態である。特に社交的な状況では…」

 さらに彼は「シャイをマネジメントすることは、多くの人が思っているより簡単なことだ」と話しています。そのためにシャイな人はウォームアップに時間がかかることや、より多くの人と短い時間話すこと、アルコールの影響について(シャイの本質とダイナミクスについて)知ることが必要だと話しています。


子どもの視点から話すことの喜び、面白さを考える
 人と話すことの喜び、面白さについて考えてみるうえで、「mentosひみつの司令官」はとても興味深く感じました(mentosひみつの司令官(you tube);https://www.youtube.com/watch?v=IYEEXZXrb4s)。この動画は「When did we forget how to connect with each other(いつから私たちオトナは人と仲良くする方法を忘れてしまったのでしょうか)」というタイトルから始まり、子どもが司令官となり大人たちに指示を送り、大人たちはその指示に従って見知らぬ人と会話するというものです。

 この動画を見て、人と話すことの喜び、面白さをなんとなく感じた人も多いのではないでしょうか?さて、コミュニケーションをとるうえで、私たち大人と子どもの違いは何でしょうか?子どもは、自己への注目よりも外的刺激に注目しやすい、先の見通しを持っていないという特徴があります。そしてそれは他者とコミュニケーションを取る上で、大きくプラスに作用します。たとえば、子どもは知らない言葉を耳にすると「~って何?」とすぐ聞きます。それは純粋にその言葉を知りたいという知的好奇心からくるものです。一方、私たち大人は知らない言葉を耳にして他者に聞こうとしたときに、「こんなことを知らないなんて常識のない人だと思われるに違いない」「~を知らないことは恥ずかしい」などと自己への注目が先行してしまいます。さらには「そのように思われることは、周りの評価を下げることに繋がり、今後私と話すことを嫌うだろう」と誤った先の見通しを持ってしまうこともあります。したがって、人と話すことの喜び、面白さを持って話すためには、後先考えず、純粋に他者への興味関心を持って話すことができればいいのですが…。そのようにできる子どもが本当にうらやましいですね。

実践サイコロジー研究所

岸 克昌



11月20日(日)13:00~(考え方編),15:00~(行動編)心理学の専門家が教える!コミュニケーション能力向上講座について@大宮

★ 心理学の専門家が教える!コミュニケーション能力向上講座(考え方編・行動編) ★
 
 人間関係が、職場や家庭など生活の質に大きく影響を与えることは間違えありません。他者からの要望に対して、イエスマン(ウーマン)になっていませんか?良い人間関係を築くには、自分の思いを率直に相手に伝える必要があります。
 そこで、実践サイコロジー研究所では、上手に対人関係を築けるようにコミュニケーション能力向上講座を企画しました。

【内容】
 科学的根拠のある(効果のある)心理療法を応用したコミュニケーション向上トレーニングを初心者にもわかりやすく演習(エクササイズ)やロールプレイングを通しながら、体験的に学びます。

◇こんな人におすすめ◇
・発言が攻撃的な上司、同僚に困っている方
・家庭内での会話がほとんどない方
・会話している仲間の中に入りたいけど、躊躇してしまい輪の中に入れない方
・好きな方がいるけど、なかなか話しかけられない方
・その他、他者と会話をする機会がほとんどないと悩んでいる方

【参加料】
1講座 1500円(学生1000円)

【講師】
木内敬太(医学博士・臨床心理士)、岸克昌(臨床心理士)

【開催場所】
公民館おおみや(大宮駅より15分)
(さいたま市大宮区下町3丁目47‐8)

【最低実施人数】
6人 ※一定期間申し込みが達しない場合は、開催を見送らせていただきます。

【参加方法】
下記アドレスよりお申込みください。
前半【考え方編】⇒ http://kokucheese.com/event/index/431890/
後半【行動編】⇒ http://kokucheese.com/event/index/432098/

※両方参加される場合は、お手数ですが、両方のページよりお申し込みください。

【注意事項】
・迷惑行為(ビジネス勧誘・宗教勧誘等)は禁止です。
・参加者の方が安心して話せるように、本研修内で話し合われたことは外部の方に話さないようにしてください。
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11月20日(日)13:15~ 対人支援職・サービス職のためのクレーム対応の心理学@大宮

★ 対人支援職・サービス職のためのクレーム対応の心理学! ★
 
モンスターペアレント、モンスター利用者、モンスターカスタマー、どんな職場でも、クレーマー対応には悩まされているのではないでしょうか?プロとしてお客様をモンスター呼ばわりしてはいけない。それはその通りです。しかし、要求の多いお客様の要望を受け入れているばかりでは、他のお客様にとっても良くありません。心理学を取り入れて、クレーム対応の技術を高めましょう!

【内容】  
具体的な内容は、対話法と感情マネジメントの2本立てです。
理不尽なクレームが来たら、どう対応するか。予め、それなりの根拠をもって準備しておくことで、クレーム対応が楽しくなります。
クレーム対応で、もう一つ重要なのは、ひきずらないことだと思います。認知行動療法を応用した感情マネジメントのスキルを身に付けることで、クレーム対応に失敗したときのダメージを減らせます。
当日はロールプレイングなどを交えて、ガンガン実技練習をしたいと考えています。

◇こんな人におすすめ◇
・教育関係者、医療職、介護職、その他サービス業の方で、特に日ごろ難しいお客様の対応にお困りな方
・クレーム対応などの電話相談を業務としていて、仕事でストレスを感じている方
・その他対人援助サービスの仕事を行っていて、さらなるサービス向上の方法について勉強されたい方

【参加料】
一般 1500円(+資料代 1500円)、 学生 1000円引き

【講師】
木内敬太(医学博士・臨床心理士)

【開催場所】
市民会館おおみや(大宮駅より15分)
(さいたま市大宮区下町3丁目47‐8)

【最低実施人数】
6人 ※一定期間申し込みが達しない場合は、開催を見送らせていただきます。

【参加方法】
下記アドレスよりお申込みください。
http://kokucheese.com/event/index/432635/

【注意事項】
・迷惑行為(ビジネス勧誘・宗教勧誘等)は禁止です。
・参加者の方が安心して話せるように、本研修内で話し合われたことは外部の方に話さないようにしてください。
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